<< 米粉を衣に使った 「オクラと竹輪のてんぷら」 | main | 「三笠鉄道記念館」 >>

「三笠市立博物館」

観光ガイドブックに載らない北海道2「三笠市立博物館」

三笠市(みかさし)は、
三笠出身の友達に言わせると
「な〜んにも無いところだよ」って口をそろえるけれど、

どうしてどうして、わたしは「え〜〜〜三笠って面白いでしょ」って
言い返す。
なんたって、三笠には「歴史」がある。

そりゃあ2000年の歴史を持つ、関西に比べりゃ、
北海道の開拓史なんて、200年にもまだ足りないけれど、


三笠には、北海道を「住めるようにしてくれた」歴史がある。


というわけで、
「三笠市立博物館」です。


たぶん、
札幌から富良野に行こうとすると、
高速道路、道央道(どうおうどう)を「三笠IC」で降りて、
道道116号線を桂沢湖に向かって行くと思うんだけど、

その手前、116号線から見下ろす町はずれに「三笠市立博物館」はあります。


看板は、恐竜っぽい絵。
あくまで、恐竜っぽいってところがポイント。


天然記念物エゾイカサリュウの化石を所蔵してるのがウリです。


それと、アンモナイトの収蔵・所蔵・けとばしそうなくらいアットホームな展示。


が、やっぱり炭鉱の町として栄えた三笠ならではの
炭鉱の資料と
空知集冶監の資料。



わたしは、

これを見るために、ここに来た。

囚人の足につけた、鉄の鎖と玉。


明治政府は北海道に大集冶監を建設する手始めに、まず月形に樺戸集冶監。
次いで三笠に空知集冶監を作った。

囚人の多くは明治政府に反乱した政治犯だった。

樺戸集冶監は開墾、国道12号線や275号線を作った。
空知集冶監は幌内炭鉱の採炭が中心だった。

北海道の集治監のうち囚人が採炭に使役されたのは、幌内炭鉱に隣接する空知集治監だけである。

特に、空知と網走に集監された囚人は、国道建設などの強制労働や虐待、惨刹などによる無数の犠牲者を出し、
お墓の代わりに、足につけた鎖と玉を目印に置いた。
「鎖塚」と呼ぶ。



三笠市立博物館の、「空知集冶監」の部屋の展示は

「空知集治監の囚人たちは、外役労働で、幌内炭鉱の危険な採炭作業や、原始の野山を切り開いての道路の開削など、文字どうり北海道開拓の先兵としての役割を果たしてきました。このように多くの犠牲を払いながらも開拓に尽くした囚人たちの功績は大変大きなものといえます。」

と書かれたパネルで締めくくってありました。


ゆっくりゆっくり展示物を見て、
そとに出たら、入り口のところで、小学生の男の子と
博物館の職員さんらしきおじさんが、なにか石みたいなものを
もくもくと削ってました。

アンモナイト、囚人、炭鉱ガス爆発、昭和チックな小学生、わたし、
なんだか、
タイムトンネルから出てきたみたい。




人造湖「桂沢湖」で遊ぶのもいいんだけど、

博物館でじっくりと、暗い気持ちになりながらも、
歴史の教科書にも、ドライブガイドブックにも載らない場所を

探して歩くのも、これもまた北海道の楽しみ方かな、と。



「三笠市立博物館」
幾春別錦町1丁目212番地の1
01267-6-7545
01267-6-8455

9時〜5時(入館は4時半まで)
大人 370円、小人 120円
月曜休み(祝日の場合は翌日休み)
12月〜3月は、祝日休み 年末年始休み


JUGEMテーマ:北海道な日々


コットンチューリップ:小林純子 * 北海道炭鉱遺産の町 * 23:04 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ